Q:質問 |
「労働保険算定基礎賃金集計表」の作成について |
A:回答 |
当年3月支給の給与・賞与明細書を作成し終わると、労働保険概算・確定保険料申告書用の資料として、労働保険料算定基礎賃金集計表を作成することができます。 |
◆「労災保険および一般拠出金(対象者および賃金)」の集計条件 |
労働保険は社員情報で設定されている労働保険等の設定に基づいて集計されます。 |
社員の設定を年度途中で変更した場合、過去の給与は変更後の設定に基づいて計算されます。 |
「労働保険算定基礎賃金集計表」において、保険区分が変わった社員の賃金がすべて変更後の区分に計上されてしまいます。 |
(1) | 常用労働者 |
以下のすべての条件を満たしている社員の賃金額が集計されます。 |
・社員情報の「社保・労保」タブで労働保険の対象者にチェックが付いている。 |
・社員情報の「社保・労保」タブで保険区分が「常用」になっている。 |
・その月の給与明細が存在している。 |
(2) | 役員労働者 |
以下のすべての条件を満たしている社員の賃金額が集計されます。 |
・社員情報の「社保・労保」タブで労働保険の対象者にチェックが付いている。 |
・社員情報の「社保・労保」タブで保険区分が「役員」になっている。 |
・その月の給与明細が存在している。 |
(3) | 臨時労働者 |
以下のすべての条件を満たしている社員の賃金額が集計されます。 |
・社員情報の「社保・労保」タブで労働保険の対象者にチェックが付いている。 |
・社員情報の「社保・労保」タブで保険区分が「臨時」になっている。 |
・その月の給与明細が存在している。 |
(4) | 合計 |
上記(1)から(3)の合計 |
◆「雇用保険(対象者および賃金)」の集計条件 |
「雇用保険(対象者および賃金)」は「設定」の「集計表設定」項目内にある「雇用保険被保険者の判断」の設定に基づいて集計されます。 |
●「A:給与明細書等の雇用保険金額の有無で判断」を選択している場合 |
(5) | 被保険者(常用労働者、パート、アルバイトで雇用保険の資格のある人) |
以下のすべての条件を満たしている社員の賃金額が集計されます。 |
・社員情報の「社保・労保」タブで労働保険の対象者にチェックが付いている。 |
・社員情報の「社保・労保」タブで保険区分が「常用」または「臨時」になっている。 |
・その月の給与明細の雇用保険料項目に何らかの金額が入力されている。(0円も含みます) |
(6) | 被保険者(今役員で雇用保険の資格のある人) |
以下のすべての条件を満たしている社員の賃金額が集計されます。 |
・社員情報の「社保・労保」タブで労働保険の対象者にチェックが付いている。 |
・社員情報の「社保・労保」タブで保険区分が「役員」になっている。 |
・その月の給与明細の雇用保険料項目に何らかの金額が入力されている。(0円も含みます) |
(7) | 合計 |
上記(5)と(6)の合計 |
(8) | 免除対象高年齢労働者 |
令和2年(2020年)4月以降、満64歳以上の被保険者からの保険料徴収免除は廃止されたので集計されません。 |
●「B:社員台帳の雇用保険被保険者等の状態で判断」を選択している場合 |
社員の設定を年度途中で変更した場合、過去の給与は変更後の設定に基づいて計算されます。 |
(5) | 被保険者(常用労働者、パート、アルバイトで雇用保険の資格のある人) |
以下のすべての条件を満たしている社員の賃金額が集計されます。 |
・社員情報の「社保・労保」タブで労働保険の対象者にチェックが付いている。 |
・社員情報の「社保・労保」タブで保険区分が「常用」になっている。 |
・社員情報の「社保・労保」タブで雇用保険の被保険者にチェックが付いている。 |
(6) | 被保険者(今役員で雇用保険の資格のある人) |
以下のすべての条件を満たしている社員の賃金額が集計されます。 |
・社員情報の「社保・労保」タブで労働保険の対象者にチェックが付いている。 |
・社員情報の「社保・労保」タブで保険区分が「役員」になっている。 |
・社員情報の「社保・労保」タブで雇用保険の被保険者にチェックが付いている。 |
(7) | 合計 |
上記(5)と(6)の合計 |
(8) | 免除対象高年齢労働者 |
令和2年(2020年)4月以降、満64歳以上の被保険者からの保険料徴収免除は廃止されたので集計されません。 |
この資料は以下の製品について記述したものです。 給料らくだ20 給料らくだ21 給料らくだ22 給料らくだ23 給料らくだ24 給料らくだ9 給料らくだプロ20 給料らくだプロ21 給料らくだプロ22 給料らくだプロ23 給料らくだプロ24 給料らくだプロ9 |